ジカビキだよ全員集合 或いは ホスト教低年齢化

 近頃明るみに出た茨城山林女性遺体遺棄事件に関しては、手に汗を握られた方も多いに違いない。三瓶博幸容疑者(33)と新野りな被害者(23)が特定されるにつれ、瞬く間に文春に始まるマスコミ・世論は被害者の私生活暴きと断罪に終始した模様。確かに被害者、新野さんの惨く短縮されてしまった人生の顛末は、実際下司な野次馬を扇情して余りある要素満載で、半ば「晒し祭り」に至り、その挙げ句下衆、興味は殺人容疑確定を待たず早くも廃れた感がある。確かに被害者の、「ネット自主性労働(ネットジカビキ)」のあり方、つまり完全ピンのジカビキは、どこまで客と渡り合った末無事に仕事を終え帰宅できるのか、という日本の司法とあいまった問題をどこまでも労働者側に提示する。そしてそれとセットとなった、昨今の典型(?)「若年層にみられるホストはまり道」は社会的考察に値するものだが、それに反して加害者の歴然とした犯罪者としての過去は、不可解にも問題に付されていない。


箇条書きにしてみると

  • 山脇学園出身の、そもそも医者を志した、都内在住家庭の安定した家庭の子女
  • ある時期より進学軌道を法外に逸脱
  • 上記理由はホストクラブはまりとされている
  • 大学ならぬ医療系専門学校へするもののこちらも中退
  • ホストクラブへ日夜通い散財に明け暮れ
  • 上げ入れたホストと歌舞伎町にて同居
  • 関係破綻を機に実家へ戻ったばかり

翻って、三瓶容疑者、福島の実家での様子は、近所では、度重なる暴力の叫び、鳴き声等の物騒さが公然と認識されており、外では大人しいはずの少年の狂暴な日常が家族、主に母親に向けられていたため、高校を終えると満を持しての、かつて小学校時代とその前後数年をを過ごした合衆国へ再渡航をする。(南アラバマ大へ経て日本の会社(富士フィルムとされているものの未確認)へ勤務、高校時代の同級生と結婚後、2度の強姦未遂事件逮捕と一度の警察への傷害による逮捕歴があるが、前者は示談により揉み消された上で、つつがない日常を送っていたことは、その後の犯罪へと加速をする要因となっている。

続報を待ち望みつつ、三瓶博幸容疑者の死体遺棄容疑により再逮捕以降然るべき展開がないまま一ヶ月近くになる今日、唯一つ巷に発表された、信頼できる見立てはこれのみ。

ここで秋山氏の展開する論は、私のような「殺人素人」には考えの至らなかった細部、いわば
絞殺のバラエティのようなものを詳らかにし的を得ているおり、実に、(元)ケーサツながら(警察とはとても頼れない権力ということを前提にして云ってますよ)頼れる。

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