ジャニーさん ジョニサン ジョニー大倉



トシちゃんが今年還暦なんですか。先日ジャニーズ、という文化的語彙について考えるため、インターネット(のみ)で集められるような情報を集めている際、どうしてジャニーズはジャニーズでジョニーズにならなかったのかについて沈思黙考。日本語カタカナ表記の規則性(みたいなものがあるとすると)John, Johnny, は往々にして「ジョ」と表記されるものです。それでこそ、ジョニー・サンダース(NYドールズ)は略され日本語圏内ではジョニサンの愛称で親しまれたものであり、ジョニー大倉はジョニーであって決してジャニーおおくらではありません。おそらくは日系、帰米系のジョニー喜多川氏の日本語のこなれなさに端を発し、結局そこを逆手に取った特異性をジョではなくジャを以て主張したということが、その後の日本芸能界独占少年愛帝国を築く秘訣だったのかもしれません。ニューヨーク・タイムズ紙やBBCを始めとする日本の外の大手報道は総てJohnny Kitagawa氏の不可解にも数十年に渡る難攻不落の要塞であったJohnny and Associatesとその少年タレント性虐待・性搾取の歴史を詳らかにしているのですが、日本内ではその2018年の死まで、或いは死後も、千代に八千代に、ジャニーさんの少年愛性虐待は、公に語られることはないらしい。この十年に一回程度でなされる告発、最初はフォーリーブス北公次から始まったのか。ウィキペディアで生前の逸話としてみんな同じ髪型で見分けがつかないので、総てを坊主頭にしたい、坊主にすればいいのに、坊主はいいよ、発言していた、というのと、メンバーの名前なんか覚えてられない、だから日本語の中にユーと入れる独自の話法を開発した、(ユーと言えば名前を覚えていない、誰か知らないで喋っているという長としての非を容易く逃れられる)という下りが、興味深いですね。

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